『鉄道ファン』2011年7月号(50周年)が発売されました

 本日発売の『鉄道ファン』2011年7月号で、鉄道ファン乗車インプレッション「E5系はやぶさ“乗車記」と、連載記事「関東大手私鉄のお隣さん」第6回(第六景)を執筆いたしました。

 「E5系はやぶさ“乗車記」は、タイトルの通り東北新幹線はやぶさ』の乗車記です。1号普通車→3号グリーン車(青森泊)→4号グランクラスと、席を変えながら東京〜新青森間を往復しました。
 当初は1号→3号→6号の日帰りで計画していたのですが、6号グランクラスの切符がなかなか取れず、キャンセル待ちで新青森駅を早朝に発車する4号がどうにか取れたので、1泊2日となった次第です。
 しかも、取材からわずか4日後に東日本大震災が発生し、4月発売の6月号では掲載見合わせという事態に。このままでは単なる1泊2日の旅行になってしまうところでしたが、4月29日の東北新幹線全線復旧に合わせて『はやぶさ』も運転を再開したことから、本号での掲載となりました。
 ただ、再開後は速度を落として運転しているので、記事中写真のGPS受信機に表示されている「299km/h」の数字は、当分の間見ることができないでしょうね。

 連載の「お隣さん」では、東京急行電鉄東横線渋谷駅の隣にある代官山駅と、京王電鉄井の頭線渋谷駅の隣にある神泉駅を訪ねました。
 高級住宅をそのまま駅にしたような神泉駅が面白く、取材の最後には、なぜかモンゴル人に道を尋ねられるというイベントまでありました(笑)。

 ちなみに、本号は『鉄道ファン』50周年記念号でもあります。通常の月刊誌であれば、12号×50年=600号が50周年となりますが、過去に増刊号が出ている影響で603号が50周年ということになっています。
 記念号ということで、創刊号〜本号の表紙を全て収録した特別付録「COVER ARTS of JAPAN RAILFAN MAGAZINE」が付いており、『鉄道ファン』がたどってきた歴史を宮田名誉編集長が解説しています。この解説では、私が過去に書いた記事についても少しだけ触れられており、ちょっと恥ずかしいというか、照れくさかったりします(笑)。