「自炊」したい

 このところ、食事はできるだけ自炊するようにしています。昨年の9月、ウン年ぶりにメシを炊いたと書きましたが(久しぶりにメシを炊く)、その後は数日おきにメシを炊き、おかず類もできるだけ自分で調理しています。別に生活態度を改めようとしているのではなく、単に生活が困窮の度を深めているので、仕方なく自炊しているのですが(苦笑)。
 もう一つ、私にとって喫緊の課題になっているのも「自炊」です。といっても、食事のことではありません。

 私の自宅兼仕事場は1Kのアパートで、壁際に本棚と机を並べ、その中央に布団を敷いています。すでに本棚は満杯に近く、就寝中に大きな地震があれば、おそらく『東武鉄道百年史』あたりが私の頭を直撃して確実に死にます。東武100年の歴史を甘くみてはいけません。
 せめてもう少し広いアパートに引っ越して、本棚から離れた場所に寝床を確保したいところですが、今の収入では無理です。そもそも本類や紙類が増加する一方なので、ちょっと広いところに引っ越したくらいでは、根本的な解決にはなりません。

 そこで考えたのが、最近はやりの「自炊」こと、本類の電子化です。手持ちの本類をスキャナーで読み込んで電子データ化し、電子書籍用のリーダーやパソコンなどで読めるようにすれば、本棚より圧倒的に小さい電子メディアに本類を「収納」できますので、地震時の安全性は格段に高まります。
 しかし、「自炊」するためには、やはり先立つものがないと。必要な機材は、本を裁断するための「裁断機」と、裁断した本の紙を自動的に送ってスキャンしてくれる「ドキュメントスキャナ」なのですが、ネット上で調べた限りでは、裁断機の定番がプラスPK-513L、ドキュメントスキャナの定番がPFU富士通ScanSnap S1500で、この二つを合わせた金額は7万円程度のようです。今の私には、かなり厳しい金額です。
 当面は就寝中に大地震が起きないよう、祈るしかなさそうです。

コメント

  1. kihayuni より:

    おいらと似たりよったりの部屋ですね(笑)。
    違うのは、寝床が床ではなく、ロフトベッドの上という点ですが。

    せめて、鉄道誌だけは自炊したいですねぇ。こればっかりは毎月確実に増えますから、自炊しないと、いつかはスペースが破綻します。反対に「日本国有鉄道百年史」など、やたらにツカが厚い本は1発で裁断できないですし、高価本ですからためらわれますよね。
    自炊するにも、いろいろ取捨選択しないといけないようです。

    もし金銭的余裕があったら、おいらは学生バイトを雇って自炊したいですね。機材をそろえたとしても、蔵書が多いと、とても片手間でできるとは思えないですし。

  2. kusamachi より:

    kihayuniさん:
    >せめて、鉄道誌だけは自炊したいですねぇ。
     私も「自炊」するとしたら、まず鉄道誌ですね。大きさがそろっていて、あれこれ考える必要がほとんどありませんし。
    >自炊しないと、いつかはスペースが破綻します。
     実のところ、既に破たんしております(苦笑)。どうにもならないので実家に送ったものもありますが、本当は手元に置いておきたいのです。それに、ときどき親から「アレはどうすんだ? 捨てるぞ!」と脅されていますし。
    >自炊するにも、いろいろ取捨選択しないといけないようです。
     厚さもそうですが、紙質的にどうなのかなと思うような本は後回しですね。とにかく雑誌だけでも電子化できれば、と思っているところです。
     何にせよ、一度「自炊」というのを試してみたいですね。「自炊」のためのレンタルスペースが秋葉原にあるらしいので、そこで裁断のコツとか、1冊の電子化にかかる時間とか、ファイルサイズの大きさとかを確かめて、今後どうするのか考えたいところです。