住宅地にも歴史はある

 昨日は所用で横浜方面をうろうろし、その帰りに等々力の親せき宅を訪問。写真は自由が丘駅から歩いて15分くらいのところ、親せき宅のすぐ近くにある閑静な住宅街です。
 何の変哲も無い住宅地と言ってしまえばそれまでですが、戦後の事件史においてはそれなりに重要な場所です。今から34年前の1976年3月23日、この住宅地の直上に現れた小型飛行機が、写真の奥にあった邸宅に突っ込んでいるのです。
 その邸宅の家主は児玉。「フィクサー」「右翼の大物」「ロッキードL-1011トライスター」等々、さまざまな言葉が浮かんでくる、あの児玉誉士夫の家です。
 34年たった現在、児玉邸は隣にあった赤井三郎(赤井電機の創業者)邸ともども、マンションに変わっていました。だったらマンションの写真を出すべきなのですが……わたし、児玉邸の場所を勘違いしていたみたいでして。写真の住宅地が児玉邸の跡地とばかり思っていました。きちんと調べてから現場を訪れないと、痛い目に遭うという典型ですな(苦笑)。
 ちなみにわたしの親せきも、戦前の事件史に少しだけかかわりのある家系だったりするのですが、それはまた後日ということで。