4〜6月の東京〜ベルリン間のユーラシア横断旅行では、トルコのイスタンブールからヨーロッパ方面に向かう列車が水害で運休しており(第45日(5月24日):イスタンブール)、やむを得ず国際バスでイスタンブールからブルガリアのスヴィレングラートに入ったのですが、最近になって現状を調べてみたところ、今も完全には復旧していないようです。
トルコ国鉄のホームページには、トルコ語版のほか英語版にも現状に関する情報が追記されており、6月20日からはトルコ国内区間のイスタンブール〜Cerkezkoy間を代行バスとして運転を再開したようなことが書かれています。これはCerkezkoyからブルガリア側の区間が運転を再開し、イスタンブールからCerkezkoyまでは代行バスを運転しているという意味なのか、それとも鉄道自体は依然として全線が運休中で、とりあえずイスタンブール〜Cerkezkoy間のみバス代行輸送を開始したという意味なのか、わたしの語学力不足でどうにもはっきりしませんが、いずれにせよ復旧に向けた動きはあるようです。
ちなみに、ブルガリアに入ってからベルリンまでの話は書いていませんでしたが、実はブルガリア国内も、スヴィレングラートからプロヴディフへ向かう列車の途中区間(ディミトロフグラート〜Parvomay間)が代行バスでした。ブルガリア国鉄ホームページを再確認したところ、こちらは水害ではなく改良工事に伴うものらしく、12月まで運休する模様。ただし、この区間は北側に迂回(うかい)ルートがあるので、鉄道だけでスヴィレングラートからプロヴディフやソフィア方面に向かうことは、現時点でも可能です。
イスタンブール〜スヴィレングラート間とディミトロフグラート〜Parvomay間がバスになってしまいましたし、少なくともイスタンブール〜ソフィア間は、もう一度乗り直したいところ。年内にも再訪できればいいのですが。
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