「幻の鉄路をたどる(2):呼子線」(『鉄道ジャーナル』2014年5月号)

 今月は『鉄道ジャーナル』5月号への寄稿です。実は1月発売の3月号から「幻の鉄路をたどる」という未成線散策の隔月連載が始まりまして、1回目は奈良県の阪本線(五新線)を取り上げさせていただきました。そして2回目となる今回は九州北部の呼子線です。

 単なる現地ルポといってしまえばそれまでですが、今回は平面図に加えて縦断面図と配線略図、運輸数量調査表も載せて、多少なりとも資料性のある内容にしたつもりです。このうち配線略図と運輸数量調査表を世に出したのは、少なくとも商業誌においては初めてと思われます。
 とくに運輸数量調査表は、工事が行われた西唐津呼子間だけでなく、工事どころか詳細なルートが正式には確定していなかった呼子伊万里間も含まれており、かなり貴重なデータです。

 今後しばらくは隔月で未成線の記事を書くことになりますので、よろしくお願いいたします。