第39日(5月18日):テヘラン

 テヘランには深夜の1時ごろ到着。時刻表に載っていない列車だったのではっきりしませんが、旅行会社の人はテヘラン着23時といっていたので、これが正しければ2時間ほど遅れたことになります。
 駅に着くと、これまたハイテンションなM君のお兄さんが迎えに来ていて、車でテヘランの郊外にある彼らの家へ。深夜にも関わらず物静かなご両親が歓迎してくれました。お父様は空手をやっているそうで、後で年齢を聞いてみると49歳とのことでしたが、どう見ても私の父(確か66歳のはず)より年を取っているようにしか思えません。年齢から考えるとイラン・イラク戦争ど真ん中の世代ですから、太平洋戦争の敗戦から20年以上も経って生まれた私には想像できない苦労があったのでしょう。
 朝の9時ごろに起きて遅い朝食を取り、M君の友達がいるという旅行会社を訪れて『トランス・アジア・エクスプレス』の切符を購入することに。切符は10分ほどですぐに発券され、ようやく不安要素が完全に解消されたと、このときはそう思いました。
 続いてM君の案内でホテルを訪れたのですが、話が『トランス・アジア・エクスプレス』に及んでフロント氏に切符を見せたところ、先ほど購入したのは切符ではなくクーポン券のようなものらしく、このままでは乗車できないらしい。フロント氏が日本語を話せる友人に電話して通訳してもらったところ、「明日の朝、パスポートとクーポン券を持って旅行会社(クーポン券を購入した場所とは別の旅行会社?)に行きなさい。そこで切符と交換します。旅行会社までのタクシーも手配しました。問題ありません」とのこと。
 マシュハドの旅行会社でも「問題ない」と言われて問題がありましたし、本当に大丈夫なのだろうかと不安です。クーポン券らしき紙切れには「2010/05/20」の日付があるので、列車の予約自体は取れていると思うのですが。
 ホテルにチェックイン後、テヘランのバザールを訪れたり、地下鉄に乗ったりして時間つぶし。経済制裁を受けている国とは思えないほど活気があり、そして発展した街で、地下鉄の車両も今風デザインの新型でした。
●行程
テヘランに終日滞在