第36日(5月15日):マシュハド

 この日はマシュハドに終日滞在。旧ソ連中央アジア各国はキリル文字があふれていて読むのに苦労しましたが、それでも英語のアルファベットとある程度の共通性があり、どうにかやってこれました。しかしマシュハドの街中にあふれているペルシャ文字は完全にお手上げで、筆談もかなり難しい。幸いなことに英語を話せる人が比較的多いのですが、そうなると今度は私の英語力が足りないという問題が出てきてしまいます。
 午前中にホテルから少し離れた旅行会社を訪問し、明日のテヘラン行き列車の切符を買おうとしたのですが、明日も明後日も全列車満席とのこと。イランの首都テヘランと聖地マシュハドを結ぶ鉄道はかなりの人気路線と聞いてはいたものの、1人くらいなら何とかなるだろうと考えていた私は甘かった。
 旅行会社の人は「キャンセルが多少出るだろうから、明日の9時にまた来てください」と言うのですが、キャンセルが出ない可能性もあり得るわけで、どうしたものかと途方に暮れています。日本の立席券や中国の無座票に相当する切符は販売していないようですし……。
 どうにもならなかったらバスを使うつもりですが、この旅行は東京から可能な限り鉄道を利用してドイツのベルリンに向かうという趣旨なので、旅客列車が普通に運転されている区間でバスを使うのは避けたいところです。
●行程
※終日マシュハドに滞在