ホテルをチェックアウトし、ネットカフェで情報収集。タシケントに菅直人が来ていたことを知り、おまえのせいでひどい目に遭ったんだ、次の選挙では自民党か共産党に入れてやるとパソコンの前で悪態ついてもどうにもなりません。
夕方近くなり、タシケント駅の待合室で列車を待っていると、4〜5歳くらいの女の子が近づいてきて、私の腕や足をさすってから両手を私の前につきだしてくる。おそらくボスの親がどこかにいるのでしょうが、何も出せないと首を振っても私から離れようとしません。いたたまれなくなってバックをかつぎ、ホームに出ました。
ホームに出ても乗車予定の56列車はまだ入線しておらず、荷物を抱えたままうろうろしていると、突然「こんにちは、日本人ですか?」の声が聞こえてくる。驚いて声の方向を見ると、サングラスをかけた若い男がいました。
話を聞くと、大学で日本語を勉強し、今はテレビ局のジャーナリスト。これからヒヴァで開かれるフェスティバルだかなんだかの取材に行くとのこと。切符を見せ合ったところ、同じ列車の同じ車両で部屋も隣同士という偶然でした。
列車がホームに入線し、今夜の宿となるクペの部屋に大きな荷物を押し込みます。ジャーナリストさんの部屋には同僚のほかウルゲンチ大学の講師がやってきましたが、彼の提案で私と講師さんが部屋を変わることに。夕暮れを迎えたころ列車が発車し、しばらく日本語でいろいろ話をしましたが、ここでも酒が飲めないと強く主張したのにビールを何本も勧められてしまい、日付が変わるころまでグダグダになってしまいました。
それにしてもこのジャーナリスト、なかなかのお調子者だったのですが、それはまた別の機会に書くことにしましょう。
●行程
タシケントC1820(56)→
第26日(5月5日):タシケント→
