第22日(5月1日):アルマティ

 明日の午前中にはウズベキスタンタシケントに向けて発つので、実質最後のアルマティ滞在となる今日は路面電車に乗りました。
 路面電車は4号線と6号線の2系統があります。見た目は複線ですが、起終点の停留所でループする線形になっているので、正確には一方通行の環状線ということになります。このため電車の運転台も片方しかなく、車体後部は展望台風になっていました。
 まずはホテル最寄りの停留場から6号線の電車に乗車し、4・6号線共通の東側終点停留場に向かいます。いかにも旧ソ連時代から走っていそうな旧型電車で、加速時と減速時にガックンガックンと揺れます。トロリーバスと異なり新型車両は見かけませんでした。
 外の景色をボオッと眺めながら、電車が中央バザールを過ぎてしばらくすると、突然強い衝撃を覚え、同時に車内前方で何かがガッシャンと割れる音と、女性の悲鳴。トラックと接触したらしく、運転台のガラスは割れ、その脇にあったトラックの後部もへこんでいました。自分が乗っている鉄軌道車両の衝突事故に出くわしたのは、これが初めてです。
 仕方がないので電車を降り、反対方向に向かう電車に乗車。途中から道路を外れて新設軌道(専用軌道)のようになり、6号線西側の終点停留所まで往復しました。正確には一方通行の環状線ですから、どこか一カ所でも事故が起きると電車の運行が滞ってしまい、帰りの電車はなかなかやってきません。3カ所先の停留場まで歩いているうち、ようやく電車がやってきました。
●行程
※アルマティに終日滞在

コメント

  1. えいめい より:

    どうも、某S区在住で、昨年までM区のHというところで、ご一緒に仕事をさせて頂いていたものです。

    ついに旅の計画が進行したようですね。

    事故に遭遇したようですが、怪我は無かったみたいで、良かったです。

    これからの長い旅路で、またトラブルがあるかもしれませんが、遠い日本から旅の記録を楽しみにしています。

    今後も、知らない国の鉄道情報を教えて下さい。

  2. kusamachi より:

    仕事が仕事なので、どこまで出した方がいいのか、ちょっと迷うところではあります。まあ、安否の確認になる程度には書いていきたいと思います。