列車は朝の7時04分、カザフスタン南部の都市であるアルマティの第2駅に到着。かつてはカザフスタンの首都だったアルマティですが、10年ほど前に北部のアスタナに遷都されました。
列車を降りてから、しばらく駅の待合室で休んでから外に出ようとしたところ、ホームに1軸連接台車の編成が止まっているではありませんか。もしやと思ってホームに出てみたところ、明らかにスペインのタルゴ。近くにいた鉄道職員に聞くと、やはりタルゴとのことで、「カザフスタンで一番早い列車だ」と胸をはって答えていました。
だいぶ前に、カザフスタン国鉄が軌間の異なる中国への直通用としてタルゴを購入したという話を聞いたことがありましたが、実際にはアルマティ〜アスタナ間を結ぶ列車で運用中。軌間可変機構に問題があったのかもしれませんが、そもそも出入国審査の厳しさと時間を考えれば、軌間可変機構を使用して所要時間を短縮する必要性がありませんね。
●行程
→704アルマティII
第17日(4月26日):→アルマティ
