ウルムチから一時帰国し、中央本線で辰野駅へ。連続立体交差事業で辰野駅は地下化されていました…などというわけがなく、今日もウルムチです。
当初の計画では、この日出発するカシュガル行きの快速に乗車する予定で、切符も前日に購入していたのですが、ちょっとした事情で翌日発に変更し、この日もウルムチに滞在。宿も駅前の古びたホテルから、市街中心部にあるインターネット接続が可能なホテルに移りました。
ただし、インターネットは中国国内のサイトやメールの送受信も含め、まったく接続できず。パソコン〜ホテル側LANの接続自体が確立しないので、私のパソコン、あるいはホテル側LANに問題がある可能性も捨てきれませんが、昨年のウイグル争乱に伴うネット遮断が依然として続いているのかもしれません。その代わり、日本から携えてきた国際ローミング対応の携帯電話は、発着信ともに国際通話が可能でした。
昨年の争乱後、日本の外務省はウルムチを含むウイグル自治区に渡航延期勧告(危険度としては最悪のレベルである「避難勧告」の手前)を発出しており、正直なところ怖かったのですが、街中をうろうろしている限り、少なくとも表面上はとくに問題があるように思えませんでした。これなら渡航検討勧告か注意喚起レベルに落としてもいいような。
街中の撮影でも近くにいた警官にたずねてみましたが、「何でそんなことを聞くんだ? 勝手に撮ればいいだろ」という感じで、とくに問題なし。ウルムチ駅は撮影制限が厳しいことをジェスチャーで伝えると、「あそこはしょうがないよ」という感じで苦笑いしていました。争乱が発生した道路の名前を失念してしまったので、場所によっては市街地でも撮影が制限されているかもしれませんが、特定の場所をのぞけばとくに問題はないように思えます。
街中をうろうろしていると、「辰野 TATSUNO」なる表示を掲げた地下街への入口を発見。「辰野」が日本語読みということは日本の企業が関係しているのでしょうか? 私にとってウルムチは、本来目指していたルートから外れた迂回ルートに位置しているので、いわゆる「大八回り」の象徴ともいうべき辰野の文字をウルムチで見かけたことに、ちょっとした因縁を感じました。
●行程
※ウルムチに終日滞在。
第12日(4月21日):ウルムチ

コメント
大阪のとある企業が運営してるとNHKでやってました。で、調べてみたらこの番組でした。もしよかったらどうぞ。http://www.tv-osaka.co.jp/sp/silkroad_2007/index.html