
成田新幹線をテーマに書いたのは、『鉄道データファイル』2004年7月6日号(デアゴスティーニ・ジャパン)以来2度目。データファイルのときは情緒的な写真と文章でまとめたが、今回は解説と図面重視の内容とし、編集部に計画図を調製していただいた。ただ、掲載できたのは平面図だけで、縦断面図は誌面の都合もあり、残念ながら掲載することができなかった。
そこで、工事実施計画認可申請書に添付されていた線路縦断面図(横2万5000分の1、縦2000分の1)の謄本をちょっとだけ紹介。

65kmの路線を横2万5000分の1で表現しているので、とにかく長い。畳1畳分はあるテーブルにも収まりきらない。

ちょっと分かりづらいが、上の写真は三咲付近からの引用。私の知り合いに「新京成との交差は地下」と勘違いしていた人がいたが、この縦断面図では地平面より少し高いところを高架橋で進んでいる。東京起点27km965mの地点には「三咲Bi. L=20m (新京成電鉄) FL=29m50」などと記されており、新京成の線路も橋梁で跨いでいることが分かる。
今回は掲載できなかったが、また別の機会にでも縦断面図を載せた記事を書いてみたいと思う。
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