「特集:鉄道改良プロジェクト」(『鉄道ファン』2013年5月号)

 昨日発売の『鉄道ファン』5月号で、特集記事「鉄道改良プロジェクト」を執筆させていただきました。
 記事は2部構成となっており、第1部は23日から地下化される予定の小田急小田原線代々木上原〜梅ヶ丘間に潜入取材。第2部では全国の主な連続立体交差事業(連立事業)を紹介しています。

 私は過去、工事中のトンネルを何度か潜入取材していますが、いずれも新線のトンネルでした。既設線の地下化に伴うトンネルの取材は、今回が初めてです。

 最近は東武、西武、メトロ、東急、横浜高速5社の相互直通化を可能にした東急東横線渋谷〜代官山間の地下化が話題になっていますが、施設の面白さという点では、小田急代々木上原〜梅ヶ丘間の地下化も引けを取りません。さまざまな制約のなかでトンネルを構築することの難しさを、改めて思い知りました。
 地下化は高架化と異なり車窓が終日暗闇に包まれるわけで、列車の窓から施設の形態などを確認することが困難です。今回の記事では、同行してくださったカメラマン(目黒義浩さん)の撮影によりトンネル内の写真を多数織り交ぜていますので、是非一度お読みいただければ幸いです。