「BRTにLRTの代役は務まるか」など(『週刊東洋経済臨時増刊』2013年2月22日号)

 今や恒例となった『週刊東洋経済』の鉄道特集・臨時増刊ですが、今年も「鉄道完全解明2013」と題した臨時増刊号が発売されました。私は「BRTにLRTの代役は務まるか」と「1000駅バリアフリー全調査」の2本を執筆しています。

 やや刺激的な題名となった「BRTにLRTの代役は務まるか」は、実際はBRTとLRTの比較というより、BRTの「基本のキ」を押さえた内容です。
 日本では「ローカル線の敷地を転用したバス専用道」というイメージがあるBRTですが、本来はLRTと同じ都市内大量輸送機関として考案された公共交通システムです。その観点からBRTの利点や課題などを、新潟市のBRT計画や海外の事例などを加えて解説させていただきました。
 韓国・ソウルのBRTにも少しだけ触れており、先日の韓国旅行の「成果」第2弾といえるかもしれません。

 「1000駅バリアフリー全調査」は、2012年2月25日号の「642駅バリアフリー全調査」と、7月30日発売のiPad版臨時増刊に収録された「1000駅バリアフリー全調査」の改定版といえるものですが、今回はこれに加えてJRのターミナル14駅を実際に訪問し、ワンルート(段差のないルート)による全改札口から全ホームまでの移動時間を調査しました。
 駅構内をひたすら歩き続けたので、とにかく疲れました(苦笑)。

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