公文書から鉄道事業者のあれやこれやをほじくり出す意地の悪い連載シリーズ。1回で即打ちきり……にはなりませんでした(笑)。2回目は「沼尻鉄道」こと磐梯急行電鉄です。


私は未成線を調べるために鉄道関係の公文書をあさるようになったので、実際に営業していた鉄道の公文書は、いままであまり調べたことがありませんでした。やはり一度でも営業していると、残っている文書の量が多いですね。
公文書館に残っている文書は鉄道廃止の手続きが完了するまでのものですから、近年いろいろと注目されている磐梯急行電鉄の「その後」についてはあまり触れていませんが、まあ休廃止間際の経緯をたどるだけでも、なかなか面白いものがありました。