『鉄道ジャーナル』2020年5月号が発売されました。連載「公文書でたどる鉄道裏史」3回目は、戦後の未成モノレールに関するあれやこれやです。

戦前の未成モノレールに関しては、小野田滋「わが国における戦前のモノレール計画小史」『鉄道ピクトリアル』1988年12月号(電気車研究会)という決定版的な文献があるのですが、戦後の未成モノレールはまとまった文献がなく、いまいち実態がつかみづらいところがあります。それでも、公文書館に行けば断片的なものは見えてきます。
なぜ「薄い」のかは、実際に買って読んでいただければと思います。
ところで、戦後の未成モノレールに関しては、運輸省と建設省の対立という歴史も背景にあるのですが、これは次の回で書くつもりでした。ところが、国立公文書館を含む全国の公文書館や図書館が新型コロナウイルスの影響で臨時休館となってしまい、関係する文書を閲覧することができなくなってしまいました。
このままだと締切に間に合わなくなるため、次回は別ネタになる見込みです。