国鉄の幹線のみ存在する田舎町に育った私にとって、列車種別の順番は国鉄〜JR基準の「普通」→「快速」→「急行」→「特急」でした。しかし、私鉄も含めて考えると、この順番は必ずしも当てはまらず、「快速」が「急行」より上に来ることもあります。そこで今回は、各鉄道事業者における「快速」の位置づけを探ってみました。
で、実は本文中にいくつか誤りがありまして……(汗)。恐れ入りますが、以下の通り読み替えていただきますよう、お願いいたします。
P20
(誤)
「快速」は品鶴線上の西大井、新川崎各駅を通過するほか、横浜―戸塚間は東海道線の線路に入るため横須賀線上の保土ヶ谷、東戸塚各駅を自動的に通過する。
(正)
「快速」は品鶴線上の西大井、新川崎各駅と、横須賀線上の保土ヶ谷、東戸塚各駅を通過する。※横須賀線から東海道線に転線するのは戸塚駅のため、保土ヶ谷、東戸塚各駅は走行線路上にホームがあり、「自動的」な通過にはなりません。
P48
(誤)
「快速」が無料速達列車の種別名称として使われているのは、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、仙台空港鉄道、会津鉄道、野岩鉄道、北越急行、しなの鉄道、えちぜん鉄道、土佐くろしお鉄道、松浦鉄道、肥薩おれんじ鉄道である。えちぜん鉄道を除くと〜
(正)
「快速」が無料速達列車の種別名称として使われているのは、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、仙台空港鉄道、会津鉄道、野岩鉄道、北越急行、しなの鉄道、伊勢鉄道、明知鉄道、えちぜん鉄道、近江鉄道、北近畿タンゴ鉄道、土佐くろしお鉄道、松浦鉄道、肥薩おれんじ鉄道である。えちぜん鉄道と近江鉄道を除くと〜※4社が漏れていました。伊勢鉄道はJR中京圏の項で触れた通り『みえ』が乗り入れています。近江鉄道、北近畿タンゴ鉄道は49ページの写真解説文の通り。明知鉄道では3月17日ダイヤ改正を機に平日のみ上り1本の「快速」が設定されました。
全くの確認不足で、お恥ずかしい限りです。特に湘南新宿ラインに関しては、2011年11月号の「特集:湘南新宿ライン10周年」で「走行線路は(略)鶴見―戸塚間が横須賀線、戸塚―大船間が東海道線または横須賀線」(15ページ)と、自分で書いているにも関わらず、何をどう混乱したのか間違えてしまいました。誠に申し訳ございません。