「特集:快速ウォッチング」(『鉄道ファン』2012年5月号)

 ご案内が遅くなりましたが、21日発売の『鉄道ファン』2012年5月号(交友社)で、「特集:快速ウォッチング」を書かせていただきました。
 国鉄の幹線のみ存在する田舎町に育った私にとって、列車種別の順番は国鉄〜JR基準の「普通」→「快速」→「急行」→「特急」でした。しかし、私鉄も含めて考えると、この順番は必ずしも当てはまらず、「快速」が「急行」より上に来ることもあります。そこで今回は、各鉄道事業者における「快速」の位置づけを探ってみました。

 で、実は本文中にいくつか誤りがありまして……(汗)。恐れ入りますが、以下の通り読み替えていただきますよう、お願いいたします。

P20
(誤)
「快速」は品鶴線上の西大井、新川崎各駅を通過するほか、横浜―戸塚間は東海道線の線路に入るため横須賀線上の保土ヶ谷東戸塚各駅を自動的に通過する。
(正)
「快速」は品鶴線上の西大井、新川崎各駅と、横須賀線上の保土ヶ谷東戸塚各駅を通過する。

横須賀線から東海道線に転線するのは戸塚駅のため、保土ヶ谷東戸塚各駅は走行線路上にホームがあり、「自動的」な通過にはなりません。

P48
(誤)
「快速」が無料速達列車の種別名称として使われているのは、青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道仙台空港鉄道会津鉄道野岩鉄道北越急行しなの鉄道えちぜん鉄道土佐くろしお鉄道松浦鉄道肥薩おれんじ鉄道である。えちぜん鉄道を除くと〜
(正)
「快速」が無料速達列車の種別名称として使われているのは、青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道仙台空港鉄道会津鉄道野岩鉄道北越急行しなの鉄道伊勢鉄道明知鉄道えちぜん鉄道近江鉄道北近畿タンゴ鉄道土佐くろしお鉄道松浦鉄道肥薩おれんじ鉄道である。えちぜん鉄道近江鉄道を除くと〜

※4社が漏れていました。伊勢鉄道はJR中京圏の項で触れた通り『みえ』が乗り入れています。近江鉄道北近畿タンゴ鉄道は49ページの写真解説文の通り。明知鉄道では3月17日ダイヤ改正を機に平日のみ上り1本の「快速」が設定されました。

 全くの確認不足で、お恥ずかしい限りです。特に湘南新宿ラインに関しては、2011年11月号の「特集:湘南新宿ライン10周年」で「走行線路は(略)鶴見―戸塚間が横須賀線、戸塚―大船間が東海道線または横須賀線」(15ページ)と、自分で書いているにも関わらず、何をどう混乱したのか間違えてしまいました。誠に申し訳ございません。