『鉄道ファン』2011年8月号が発売されました

 本日発売の『鉄道ファン』2011年8月号で、連載記事「関東大手私鉄のお隣さん」最終回(最終景)と、「水上バスでめぐる東京の鉄道橋」を執筆いたしました。

 「お隣さん」は、京浜急行電鉄本線品川駅の隣にある北品川駅と、東京急行電鉄目黒線目黒駅の隣にある不動前駅を取り上げました。これで「お隣さん」めぐりはとりあえず終了。次は関西大手私鉄の「お隣さん」を…といきたいところですが、仮にやるとしても、関西在住の方に書いていただくことになるでしょうね。

 単発の「水上バスでめぐる東京の鉄道橋」は、隅田川と荒川に架かる鉄道橋を、東京都公園協会が運営している水上バス東京水辺ライン」で一気に見物しようという趣旨の「乗船ルポ」です。鉄道に乗るだけが鉄道を楽しむ方法ではないということを、感じていただければ幸いです。

 今回は鉄道誌のルポということもあり、基本的に鉄道橋しか紹介していませんが、道路橋もなかなか楽しめます。本文で例外的に触れた勝鬨橋はもちろんのこと、関東大震災の復興事業としてドイツ・ケルンのつり橋をモデルに建造された清洲橋(写真上)などもくぐりますし、東京湾では先ごろ橋桁がつながった東京ゲートブリッジ(写真下)も眺めることができます。
 毎日のように見ているはずの大都会の街並みを、いつもとは違う目線で眺めることができるという点でも面白いですし、鉄道にはあまり興味のない方でも楽しめると思いますので、一度乗船してみてはいかがでしょうか。